ミヤマシシウド 【 深山猪独活 】

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山梨県 北岳大樺沢二股上部 9月3日・撮影

おい、困るぜ

セリ科の植物は日本には31属約75種があり、しかも似ているものが多いので、本当に困ってしまう。はっきりいってお手上げというか歯が立たない。つくった人、おい、もう少し責任もって、真面目に、ちゃんと作れよな、と言いたい。だから、正確な種名の判断など、はじめから諦めている。
あちこちで、いろいろ、数多く見ていくうちに、もしかしたら少しずつ分かるようになるかも知れないなと、気楽に気長に考えている。そうでないと、セリ科で命縮めかねないから。まあそれはオーバーだけど、でも、それはイヤダ。
この高山によく生えている馬鹿でかいミヤマシシウドはわかりやすいほうのはずなのだが、でも、正直
をいうとよく分からないことが多い。高さは50〜150cmくらいになる。葉は3回羽状複葉、小葉は長さ6〜15cm。もちろん山地の草原や美ヶ原などの高原にはシシウドがよく生え、それよりもう少し標高の高い深山や亜高山帯から高山帯の下部にこのミヤマシシウドが生えている。なんて言ったって、実際に山に行ってみれば、やっぱりわかんねえことのほうが多い。疑い深くなっているのかも知れない。それはともかく、ミヤマシシウドのほうが葉や小葉の幅が広く、大きく、葉の裏にほとんど毛が生えていない。この毛の有無はルーペでないともう見えない。ルーペは必需品です。もちろん葉の裏をめくって観察することもね。

(2004.9.4更新)

 

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