葉の裏が緑色
生えている場所や姿形は、ほとんどウラジロタデと同じといってもいいくらいによく似ている。オンタデはウラジロタデの変種。違う点は、葉の裏が白ではなく、緑色をしていることくらいだろうか。 分布は、本州の中部地方以北と北海道となっているが、実際は少々やっかいで、富士山、御嶽山、南アルプス、中央アルプス、北アルプス南部にはオンタデだけしか生えていない。北アルプス中部と立山にはオンタデとウラジロタデの両方が生え、北部の白馬岳あたりではウラジロタデしか生えていないそうだ。 でも、このあたりが日本全体での境界線になっているという意味ではなく、東北の山へ行けば、またいろいろに分布が重なっていたりするようだから、歩きながらいちいち葉っぱをめくってみなければならない。まあ、めくるのは昔から得意なので、あまり苦にはならないが。
(2004.9.7更新) |