ヒキオコシ 【 引起し 】
長野県 塩尻市 9月26日・撮影
伝説の薬草
弘法大師が瀕死の重病人にこの草を煎じて飲ませたら、病人が起き上がったという伝説から、その名が付いたそうだ。苦味健胃薬として用いられたようで、エンメイソウ(延命草)とも呼ばれる。丘陵地や山地の日当たりのよい林の縁や道端などに生え、秋にシソのような花を咲かせる。ただし、茎が上部でよく枝分かれするので、全体としては、写真のようになんともまとまりのない姿をしている。
(2004.10.4更新)
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