コセンダングサ 【 子栴檀草 】

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東京都東大和市 11月27日・撮影
 

ひっつき虫

頭花は花びらのない筒状花だけでできているので、一見つぼみのように見える。でも、よく見れば先の開いた小さな花がたくさん集まっている。
空き地や道端などに生える雑草で、ほとんど注目されないが、花の濃い黄色はやはり秋に似つかわしい。9月から11月ころまでけっこう長い間咲いているので、秋にはいつでもどこでも見かける。でも、気づかなければ、いつも見過ごし、すれちがい、ついぞ知らない草で終わるだろう。ところが、この草は、いわゆる“ひっつき虫”で、果実はズボンの裾などにびっしりとくっついてくるから、秋の草むらを夢中で撮り歩いたことのある人なら、必ずや忘れられない花となる。
似ている草に、帰化植物のアメリカセンダングサ、在来種のセンダングサがある。

(2004.11.30更新)

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