マツカゼソウ【 松風草 】 |
ひとりぼっちの草 山地の林縁などのやや日陰の場所に生え,8〜10月に白い小さな花を咲かせる。秋風に揺れる姿に趣があるので,その名が付いたという。葉は丸みのある小葉の3回3出複葉なので,その規則性とくり返しが,私はおもしろいと感じる。見たことはあったと思うが,このときはじめてこの花の名を知り,それとわかった。だから,思い出の花というか思い出の写真のひとつだ。分類はミカン科マツカゼソウ属で,日本にはミカン科の草はこのマツカゼソウ1種だけしかない。ひとりぼっちの草である。 (載せそびれていたので,「花手帖」の一覧表では10月に入れておきます。) |
(2006.11.25更新) |