アオツヅラフジ【 青葛藤



長野県 北安曇郡 11月4日・撮影

つる性の木本。秋に球形で直径7mmほどの藍黒色の実をつける。表面は白粉をおびている。茎(つる)や葉に毛が生えているのが特徴。似ているツヅラフジ(オオツヅラフジ)は葉が大きめで,毛が生えていない。でも,果実はこのアオツヅラフジのほうがやや大きい感じがする。別名をカミエビという。
この黒い実を見たとき,植物の名前がなかなか出てこなかった。ほら,あれ,あれだよと,喉元まで出かかっているのだが,思い出せない。まどろっこしい思いをさんざんして,やっと名前が浮かんだら,今度は似ているオオツヅラフジやマツブサなどともこんがらがって,どっちがどっちだったかよくわからない。要するに元々あんまり確かな知識でないうえに,“始まっちゃっている”のだから,困ったもんだ。
ところで,似ている植物を,パッと見て簡単に区別できる図鑑としては,ちょっと古いが,似ている種類を並べたマイフルール・シリーズの「春(夏・秋)の山野草と樹木」(全3巻)がいちばんだと思う。でも,思い出せない植物名を,芋づる式に思い出すときにも,これはなかなか便利な本ですなあ。
(2007.11.13更新)

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