霧島山群のひとつ高千穂峰(たかちほのみね)(1574m)に登ってきた。天孫降臨伝説のあるこの山は,麓から見れば秀麗な山容をしているが,登ってみれば荒々しい溶岩と瓦礫がむき出しのまさに火山であった。複合した成層火山だという。天の逆鉾が突き刺さっている頂上では強風が吹きつけ,南国とはいえ,11月の山はとにかく寒かった。登山コースは一般的な鹿児島県側の高千穂高原キャンプ場から往復した。歩行距離も短く,雨にも降られず,1日目としてはまずまずの山歩きだった。その日は宮崎日南海岸まで行き,オーシャンビューで1泊,といえばリッチに聞こえるかも知れないが,格安ツアーにセットのホテルで,しかも夕食はバイキング。もう食べ放題に喜ぶ年齢ではないし,何度懲りたか知れないのに,悲しいかな食い意地だけは張っていて,腹一杯食べてしまう。そして,また腹をさすりながら後悔する。過ぎたるは及ばざるがごとし,である。 |
(2008.11.5更新) |