スイカズラ 【 吸葛,忍冬 】
神奈川県横須賀市荒崎海岸 11月・撮影
冬を耐え忍ぶ
野山の林の縁や海岸などに生える半常緑のつる性の木で,秋から冬に直径7mmくらいの黒い実が熟す。葉は冬を堪え忍び,枯れずに残るので,忍冬(ニンドウ)の別名もある。また,初夏に咲く白い花は,だんだん黄色に変わっていくので,金銀花(キンギンカ)とも呼ばれる。今年は,この木となにやら縁があった。初夏のころ,どこへ行ってもこの木の花によく出会った。白い花には甘い香りがあり,緑の横溢の中で,私にふたたびの精気を与えてくれたような気がする。
(2004.12.20更新)
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