ビャクシン 【 柏槇 】



静岡県石廊崎 12月下旬・撮影

葉は炎のようにめらめらと
海岸に生える常緑高木で,高さ20mくらいになる。海からの強風にあおられ,幹はねじれ,ひねくれ曲がっている。気持ちはわからないでもないが,別名をイブキというのだから,その名のように,葉をめらめらと炎のように伸ばしてもらいたいものだ。
公園や庭木,生け垣などによく植えられるのは,イブキの園芸品種のカイヅカイブキ。生家に1本あった。その木を植えたときのことは,子供心になんとなく覚えている。庭にはどこか不似合いだったような気がする。でも,新しい感覚の木でもあった。当時のはやりだったのかも知れない。この木を植えたことで,小さないさかいがあったことも覚えている。小さいけど小さいがゆえにそれはいつまでも尾を引いていたような気がする。まだ,わたしが小学生のころだったと思う。
ああ,ついに大晦日まで来てしまったのだ。なのに仕事が終わらない。嗚呼,ああ〜。年賀状は書いた,というかプリントした。1人あたり50円の営業活動を怠ってはいけないだろう。床屋と風呂はもう諦めた。でも,でも,ああ〜,もうTVでは日本レコード大賞をやっているではないか。このまま紅白歌合戦に突入するのかよ。こんなの初めてだ。もう,仕事はやめた。飲みに行こう。ここで,2005年は,お・し・ま・い・・・。

この1年間,ありがとうございました。どちらさまも,よい年をお迎えくださいませ。
(2005.12.31更新)

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