イイギリ 【 飯桐
】 |
房状の赤い実 |
山地に生え,高さ15m以上になる落葉高木だが,九段下の靖国神社の前に街路樹として1本だけ植わっている。直径1cmくらいの赤い実を房状につけ,枝にびっしりとぶら下がっていた。赤い実は,西陽を受けて燃えるように輝いていた。長さ20cmくらいにもなる大きな葉は,おおかた散っていたが,昔この葉でご飯を包んだことからその名がついたという。実は鳥に食べられなければ,冬になってもけっこう遅くまでぶらさがっていて,風情があるというか,見ようによっては飄々とした感じがする。神田神保町から歩いて上っていったのだが,今朝,歯医者で遅ればせながら“親知らず”を抜かれた親父としては,どうも力が出なくてふらふらしていた。 |
(2005.11.12更新) |