セツブンソウ 【 節分草 】(2)

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山梨県三珠町 2月・撮影

早春の山里で

先日、急に思い立って、山梨県三珠町のセツブンソウを撮りに行ってきたので、写真だけですが、載せておきます。説明はこちらで。

でも、これだけではあまりにも素っ気ないから、一言追記を。
この写真は、キヤノンIXYデジタル400で撮りました。このコンパクトデジカメは売れ筋だ(った?)そうですが、花などを撮るには、実に使いにくくて、むいてないカメラです。ピントはなかなか合わないし、背景はやたらよく写ってきたならしくなるしで。とはいえ、デジカメはこれしか持ってないので(というか実は息子の物を取り上げたのですが)、サブ機のサブ機として、押さえのようにして使っています。山で疲れきっていたり、カメラ出すのも面倒くさかったり、時間がなくて急かされているときなど、ポケットからすっと出して撮ると至って楽チンなのです。やめられなくなります。クセになります。でも、最大のメリットは、なんと言っても撮影日です。そう、撮影のデータが残っていることです。細かな撮影データなぞ用はないのです。とにかく撮影日の記録です。最近は、2,3週間もたったら、あれ?、この写真いつ撮ったんだっけ、あそこ行ったのいつだったっけ、の連続なのであります。(^^) だから、出かけたときは、必ず2,3枚はデジカメで撮っておけば、後からフィルムを整理するとき、すごく楽なのです。要するに手帳代わりにしてるっていうことね。
前置きが長くなりました。これからが本題です。そんな“IXYちゃん”にもすごいところがあるのです。上のセツブンソウの写真は、接写をローアングルでしかも広角で撮っています。カメラをほとんど地面にくっつくほどに下げ、花に10cmくらいまで近づけ、手持ちで、それはいたって簡単に撮りました。これを1眼レフカメラでやろうとしたら、それは大変です。オイラならハナっからやりません。まず三脚をローアングルにして、広角レンズにレンズ交換して、ああこれじゃあ寄れねえよと、接写リングかクローズアップレンズ付けて、地面にはいつくばってもああファインダーがうまくのぞけないから、アングルファインダー取り付けて、構図を決めようとすれば、ああ左右逆像だぜ、さあ撮るぞとなれば、ああ自分の影が映り込んじゃうよ、レリーズ使わなければ、そしていよいよ本当に撮る段になれば、ああ、背景におばさん連中が入り込んじゃってるよ、早くどいてくんねえかなあ。
早くどけよな、と心の中で叫ぶのでありますから、1枚撮るまでにそれはもう大変なのであります。雲泥の差です。月とスッポンポンです。IXYちゃんは、広角側の接写には、抜群でしかもお手軽でキュートな名機なのです。久々のカメラ談義でした。

(2004.2.24、27更新)

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