ユキツバキ 【 雪椿 】 |
ユキツバキは,おもに日本海側の山地の多雪地帯に生える常緑低木で,高さは1〜2mくらいにしかならない。4〜5月に,ふつう赤色の一重五弁の花を咲かせる。花は平開し,雄しべの花糸が黄色で,下のほうまで裂けていることが,ヤブツバキと異なっている。冬は雪に埋まり,斜面に生えた木は根元が曲がり,這うように伸びているものもある。我慢強く,ねばり強く,働き者で,それでいて燃えるような女心を内に秘めた雪国の女性によくたとえられる。学名はカメリア・ルスチカーナ。 ツバキ(ヤブツバキ) |
ユキツバキ 新潟県雪国植物園 4月8日・撮影 |
ヤブツバキ 神奈川県城ヶ島 2月20日・撮影 |
(2008.4.16更新) |