カラマツ【 唐松 落葉松





長野県富士見町 入笠山 7月上旬・撮影

雌花の面影残す

カラマツの若い球果(実,松ぼっくり)で,まだ雌花のころの赤色の面影を残している。このあと薄黄色になり,その年の秋には茶色の松ぼっくりになる。ふつうに見るアカマツやクロマツは,受粉してから1年後(翌年)にやっと受精し,さらに1年以上かけて茶色の松ぼっくりになる。けっこう気の長いことをやっているのである。「松ぼっくり」とは,ふだんあんまり気にしないで使っているが,「まつふぐり松陰嚢)」が訛った言葉だそうだ。「ふぐり」はもちろん知っているよな。言われてみればそんな感じもしないでもない。ただし,カラマツの松ぼっくりはこの時期ではせいぜい2cmくらいで,だいぶ可愛らしい。

カラマツの黄葉
(2007.7.21更新)

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